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2巻の9話でリコがウフィッツィ美術館で『ビーナスの誕生』をみています。
彼女のちょうど後ろには時と季節の女神ホーラがいます。
リコは時(運命?)を支配する神様のような役割を担っているのかもしれません。
そう考えると1巻2話でリコがエミリオを射殺してしまうのも分かるような気がします。
ボッチチェリ関係で面白い記事をみつけたのでのせておきます。
『ビーナスの誕生』ではなく、『春』のほうです。
『春』にはたくさんの草花が描かれていますが、その意味について書かれておられます。
これは有名な話ですが、わたしはよく知らなかったので・・・。
ガンスリは植物や絵画にこめられた意味を巧みに使って
作品を描かれているようですので、その参考に。
ちなみに花の妖精クロリスは西風ゼフィロスに求婚されて結婚して、
女神フローラに変化します。
クロリスとフローラは同一人物なのですね。知りませんでした。
『ビーナスの誕生』にもこのフローラとゼフィロスは画面左に描かれていて、ホタテ貝に乗ったビーナスを陸にいる女神ホーラに届けています。
↓
http://msm1go.blog36.fc2.com/blog-date-200711.html
平成15年に放映された『世界美術館紀行』の再放送だったのですが、『ボッティチェリの花言葉』と題してウフィツィ美術館をとりあげていました。
有名な『春』という絵は、誰のために、どのような意味をもって描かれたのか?という研究者たちの仮説をひもといていくのですが、とても興味深かったです。
テーマは『花』。『春』には草むらの中だけでも40種類、500本以上の実在の花がリアルに描かれているとか。ルネサンス時代は、植物や動物にそれぞれ意味(象徴)があった、とされ、絵に描かれている花の種類や描き方でその人物がだれなのか、何を表しているのかがわかるというのです。
たとえば、妖精クロリスの足元には『処女を愛の神秘に導く花=マツヨイセン』が描かれ、クロリスの口からあふれるヒメツルリキソウは結婚による結びつきを表します。それは『愛の勝利の象徴=バラ』へつながり・・・・という感じ。
また、右端に描かれているローレルは大小2本えがかれ、『ローレル→ロレンツォ』と連想されることから、これはメディチ家の豪華王ロレンツォとその甥ロレンティーノを表し、これはロレンティーノの結婚の祝いとして、描かれたものである、という説でした。
絵画の解釈に答えはありませんし、いろんな研究がなされ、また解釈が広がり、、などという繰り返しです。何世紀にもわたって人々の関心を寄せ付ける、それが何かは答えはないけれど、これこそが芸術の神髄なのでしょうねえ。
今度フィレンツェにいったら、フィレンツェ大学の植物園や郊外の野原にいって、野草の香りを胸一杯に吸い込んでみたいなぁと思いを馳せる今日この頃です。
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